ノートパソコン、何をするにも動作がもたついて不愉快!という方多いと思います。私も、家族で使用していたノートパソコンが同じ状態で、ネットサーフィンすら難しいレベルでした。CPUにCore-i3積んでて低スペックというわけでもないのに...。しかし、ある対処法を試したことで、このストレスから解放されました。本記事では、その対処法について詳しく書いていきます。
まず、パソコンの動作が重くなっている原因として考えられるのが、「OS(Windows)がHDD(ハードディスク)に入っている」ことです。
ディスクの使用率が異常に高くないか確かめ、原因がこれであるかどうかを確認してみましょう。
【確認する手順】
①デスクトップの左下から「タスクマネージャー」と検索
②「タスクマネージャー」を開く
③詳細→パフォーマンスタブ→ディスク(C:)の欄を確認
Cドライブ(OSが搭載されている)のディスクがHDDで、使用率が高い(100%に近い)状態になっていませんか?
この場合、HDDの中身をSSDに移し替えることでPCが快適に使えるようになる可能性が高いです。
※SSDとは、HDDと同じようにデータを記録しておくためのものですが、読み書きがHDDの数倍速いです。パソコンの基本システム(OS)がHDDに入っている場合、データの読み書きが追い付かず、動作が全体的に遅くなってしまうのです。
ノートパソコンをSSDに換装するメリット、デメリットをまとめてみると...
メリット
・新しいPCを買うよりはるかに安い
(500GBでいいなら10000円弱!10分の1くらいで収まる!)
・動作のもたつきが改善!サクサク動く!
・起動が爆速!十数秒で起動できる!
・PCの寿命がのびる
(HDDがPCの中で最初に壊れるパーツであるといわれているが、そこを新品にできる!)
デメリット
・それなりに大変
・壊しても自己責任
(保証対象外になってしまいます。
万が一のために、大事なデータは安全な場所に避難させてからやることをおすすめします!)
筆者も実際にノートパソコンのHDDをSSDに換装してみたので、行った作業について淳に説明していきます!
行った操作は以下の通り。
ノートパソコンを例に解説していますが、デスクトップPCの場合も「クローン化→換装」という流れは変わりません。
購入が必要なのは2点のみ。プラスドライバー等は別途用意してください。
・ SATA-USBケーブル
以下、それぞれ一例を示しておきます。
※必要な容量は事前に確認しておきましょう
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Benfei SATA USB変換アダプター 2.5インチSSD HDD用
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※HDDの中身をSSDにコピーするために必要になります。
②クローンソフトでHDDの中身をSSDにコピー
ここで行う操作は、今HDDに入ってるデータと全く同じものをSSDに入れる、というもので、これを行うためのソフトウェアをクローンソフトと呼びます。
購入したSSDにクローンソフトが付属していることが多いです。
製品情報を確認してから買いましょう。
ここの操作は、利用するクローンソフトの説明に従ってください。
例えば、crucial社のSSD(上のリンクで示した商品)を購入した場合、付属ソフトウェアの利用方法が以下の公式サイトにて案内されています。こちらを参照し、ソフトウェアの指示に従いながら作業を進めてください。
容量によっては、コピーに数時間かかる場合があります。
途中で落ちないように充電しながらやることを強くおすすめします。
③コンセントを抜き、バッテリーを外す
SSDにクローンできたら、HDDとSSDを交換する作業に入ります。
まずは感電対策のために、コンセントを抜きましょう。
ノートパソコンの場合、バッテリーも外しておきましょう。
パソコンの中を開ける前にドアノブ等を触って体内の静電気逃しておくとより安心。
④ノートパソコン背面のネジをすべて外してパネルを開けてHDDを取り出し、SSDと交換。
ここの操作はそれぞれのパソコンの仕様によって変わります。
(前述のとおり、ノートパソコンを例にとって説明しています。)
壊さないように慎重に。自己責任でお願いします。
私が行ったノートパソコンは背面パネルを外さないとHDDにアクセスできないタイプで、20個くらいあったネジをすべて外さなければならなかったので大変でした。
ネジの長さが複数種類あったり、わかりにくい場所にネジがあったりもするので気を付けてください。(シールの下など)
ネジをすべて外したら、背面パネルをパカっと開けます。固かったので、マイナスドライバーで「てこの原理」を使ってこじ開けました。割らないように注意してください。
パネルが空いたら、HDDを固定しているパーツを止めているネジを取ります。
これでやっとHDDを取り外せます。
同じ場所に、先ほどクローンしたSSDを接続しましょう。
操作自体は単純なものの、HDDを取り出す作業にかなり神経を使いました。
⑤開けたパネルを元に戻す。
SSDを接続できたのなら、作業の99%が完了したようなものです。
あとは取り外したネジをすべて戻しましょう。
⑥起動して、今まで通り使えることを確認。動作が速くなってるよ!
ここで起動すれば成功、しなければ失敗です。
起動すれば、動作がかなり速くなっていることを実感できるかと思います。
今まで何分も起動時に待たされていた場合も、交換後は十数秒で起動しちゃいます!!
以上が、「パソコンの動作を劇的に軽くする方法」であるSSD換装の手順でした。
難しくはないけど、結構大変な作業だった、というのが感想です。
動作が劇的に改善したことに関しては大満足です。起動が格段に速くなり、ネットサーフィンがスムーズにできないようなこともなくなりました。
パソコンの動作が重くて買い替えようか迷ってる人、この方法を試して軽くなれば安上がりですよ。挑戦してみませんか?