初心者向けのPython備忘録 第三弾(#3)です。
今回(#3)では
について書いていきます。
#1から順番に読んでいただくとPythonの基本的な文法がわかるようになっています。
良ければ合わせてどうぞ。
#1
#2
組み込み関数
Pythonに用意されている「組み込み関数」があります。
#1、#2で紹介した
print()、int()、float()、str()、len()、input()
なども組み込み関数の一種です。
↓ 全69種類ある組み込み関数は以下で確認できます
その中でわかりやすいものだけ紹介しておきます。
abs
()内の数値の絶対値(absolute value)を返します。
入力例
実行結果
max
リストの中で最も大きい数値を返します。
入力例
実行結果
min
リストの中で最も小さい数値を返します。
入力例
実行結果
sum
リストの数値の和を返します。
入力例
実行結果
eval
文字列を式やリストとして実行します。
入力例
print(eval("[1,2,3,4]")[1])
実行結果
2
関数の定義(def)
組み込み関数に加え、関数を自分で定義(define)して使うこともできます。
defを使って定義する方法を紹介します。
これを利用して入力する量を節約できる場合は積極的に使っていきましょう。
1変数関数の定義
基本的なdefの使い方
def 関数名(変数):
命令
例として、入力した変数xの二乗を返す関数「aiueo」を定義してみます。
返したい数値などをreturnの直後に入れます。
真偽を返したい場合には return True のように記述します。
入力例
return(x*x)
print(aiueo(12))
print(aiueo(-8))
実行結果
64
aiueo という自分で定義した関数が機能していることが分かるかと思います。
変数を必要としない関数の定義
関数の中にxといった変数を必要としない場合、()の中身を空にしておきます。
入力例
print("テストテスト")
abcde()
実行結果
2変数以上の多変数関数の定義
2変数、3変数などの多変数関数を定義することもできます。
例として、ヘロンの公式をdefしてみましょう。
ヘロンの公式とは、三角形の3辺の長さから、その面積を導出する公式です。
入力例
s=(a+b+c)/2
S=(s*(s-a)*(s-b)*(s-c))**(1/2)
return(S)
print(heron(3,4,5))
print(heron(6,6,6))
出力結果
15.588457268119896
global変数
defの内部で使用した変数は、同じ変数名を使ったとしてもdefの外で使ったものとは別のものとして扱われます。
defの外で使われている変数を使いたい場合、
global 変数名 と宣言しておく必要があります。
入力例
def aaa(a):
global x #defの外のxを使えるようにする
return x*a
print(aaa(5))
実行結果
#3はここまで。
#1~#3でだいたい基本的な部分を押さえることができたかなと思います。
#4以降は未定です。
ここまで読んでいただいた方、有難うございます。
ぜひ実践してみてください。